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よくあるご質問

Q1.技術士試験の大きな流れはどうなっているか

A1.原則として、技術士第一次試験、技術士第二次試験の2つの試験に合格する必要があります。
 第一次試験はどなたでも受験できますが、キャリアによって受験しなければならない試験科目が異なります。試験は全科目5肢択一式試験です。
 第二次試験を受験するには、第一次試験に合格し(あるいはJABEE課程を修了し)、さらに所定の実務経験が必要です。
試験は筆記試験(記述式:600字詰め原稿用紙に全問題で7枚の解答を記述します/択一式:5肢択一式問題が20問出題され、15問を解答します)、および口述試験(約20分)にて行われます。

Q2.技術士資格がどのように役に立つのか

A2.受験者のお仕事によって大きく二つに分かれます。
 社会資本系のお仕事(土木、上下水道など)の場合、多くの主要な技術業務が技術士資格を要件としています。
そのため、会社も社員に技術士取得を強力に勧めています。
このような仕事に従事している方の場合は技術士が必須であることははっきりしています。
 一方、機械、電気、化学などの分野においては技術士資格を要件とする技術業務はほとんどありません。
ゆえに、これまではこのような分野においては技術士資格取得はあまり熱心でありませんでした。
しかし、研究者にとって博士号が必須となっているように、一流の技術者であろうとするものにとって、技術士資格が非常に重要であるとの認識が急速に広まりつつあります。
多くの先進的な企業が社内に技術士会を作り、積極的な支援を開始しています。
このような分野で働く技術者も、いまこそ技術士を取得し、一流の技術者の称号を身につけるべきです。

Q3.突破講座の合格率はどれほどか

A3.合格者氏名が公開されていた時期の実績として35~47%程度でした。
ただし、これは総合技術監理部門を除く部門について、突破講座カリキュラム修了者についての数値です。
カリキュラム未了者の場合は数%に留まります。
合格のためには突破講座に入校するだけではだめで、所定のカリキュラムを確実に修了することが重要です。

Q4.突破講座の特長は何か

A4.次の5大特色を挙げています。
①長期の指導実績に基づく分かりやすい教材
②突破講座の指導法に熟達した指導者による個別指導
③回数無制限のフリーQ&A
④試験準備の工程を明示し、最新試験情報を伝える突破講座通信
⑤11年の実績を誇る、メールによるご指導。居住地を選ばず受講可能。
 突破講座のメニュー構成、テキストおよび指導方法は受動的に外から導入されたようなものではありません。試験の歴史的変遷、文科省/試験センターの方針、工学/産業の動向を踏まえながら、試験を受験する方々の能力を所定の期間で合格レベルに到達していただくための合理的なツールと指導方法を開発してきました。10数年におよぶ活動の成果をもって、全ての受講者の方々の指導に当たっていることが突破講座の誇りです。

Q5.教育訓練給付が受けられるか

A5.一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者)または一般被保険者であった方(離職者)が、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講し修了した場合、教育訓練施設に支払った教育訓練経費の20%(支給要件期間が3年以上の者。ただし、初回に限り、1年以上の者。)に相当する額(上限10万円)がハローワーク(公共職業安定所)から支給されます。
ゆえに、公務員の方は雇用保険に加入していませんから教育訓練給付は受けられません。
(詳細はhttp://www.kyufu.javada.or.jp/seido/にて確認下さい)。

Q6.第一次試験はいつ受ければよいか

A6.技術士第一次試験は受験のための要件等は一切ありません。またこの試験は基礎的な知識を試験することが目的ですので、少しでも早く、若いうちに受験して合格しておくべきです。
 一方、すでに中堅以上の年齢になっている場合でも心配は不要です。
技術士会のHPに掲載されている試験情報によれば20歳代~60歳代までの全ての年代で、合格率は35~40%程度となっています。
第一次試験は若手に有利な試験だといわれていますが、中堅、年配の年代になっても若手と同じ合格率で合格できるのです。
講座主宰の佐藤が尊敬する例として、ある政府機関の若手が第一次試験を受験することを課長に相談したら、その課長も一緒に受験することとなって両名同時に合格したという事例があります。このような課長に指導される若手はほんとうに幸せだと思いますし、課長の立派さに感動しました。
 第一次試験を受けるべき時期は、思い立ったときです。躊躇しなければならない理由は一切ありません。

Q7.第二次試験はいつ受ければよいか

A7.第二次試験には受験資格が設定されています。
第一次試験に合格していることおよび所定の実務経験を積んでいることです。
まずはこの資格要件を得なければなりません。
 資格要件を満たしたら、まずは過去問題を見てみましょう。
難しそうな問題が並んでいることと思います。
その時点で、すぐに合格レベルの答案が書けるわけはありませんが、なんとなく専門知識の断片が頭に浮かぶ、あるいは答案のイメージが少しは湧くというレベルの実感があれば、挑戦に値すると思われます。
ある程度合格の確信を掴んでから受験しようなどと考えていたら、多分、一生受験の機会はないでしょう。
さいわい、技術士試験は受験回数制限がありません。
過去問題をみて、何とか乗り越えてやろうという意志が湧くようでしたら、その年の4月には受験申込をして、自分を追い込むことを強くお勧めします。

Q8.部門の区分が変わることがあるのか

A8.かなり以前から、いまの部門の括りが細かすぎるので、もっと大括りとするべきとの意見が根強くあります。
括り方としてはいろいろな考えがありますが、例えば次のような考え方があるようです。
・機械・電気系
・材料系
・社会資本整備系
・情報系
・環境系
時期は五里霧中ですが、何らかの部門再編はいつかは行われると考えている人は多いようです。
技術士試験受験準備はあてどなくのんびり構えていると、長期的には試験制度の大転換に巻き込まれ、それまでの準備の一部が無駄となってしまう虞があることは承知しておくべきでしょう。

Q9.今年どうしても合格しなければなりません。こちらの講座で必ず合格できますか?

A9.当講座としては、合格を絶対保証することは困難といわざるを得ません。
しかし当講座のメニューを確実に修了していただければ高い合格率となる実績があります。
当講座のメニューは多くの方に合格していただける普遍的で合理的な内容を備えています。
突破講座のご支援にご期待ください。

Q10.まだ二十歳台です。受験者が若いと第二次試験の受験が厳しそうですが、どんな注意が必要ですか?

A10.何としても実務経験が少ないことがもっとも大きな障害事項です。
試験勉強というと紙の上(あるいはwebの上)での知識習得というイメージがあるかもしれませんが、技術士試験のなかでも特に第二次試験は、実務のなかでの生きた経験が絶対に必要です。
若手ならば実務経験は少ないのですが、貴重な実務経験に従事中に、関連の知識、関連の経験を習得できるよう、工夫をしながら日々の仕事に従事することが重要です。
原則はあくまでもOJTを充実させる工夫です。

Q11.年配のものです。いろいろな経験を経てきて、それなりの実務経験と知識を持っていますが、逆にどこに焦点を当てて準備をすればよいのかが分からなくなってします。

A11.技術士試験は、第一次試験も第二次試験もなるべく若いときに取得することをお勧めしています。
しかし、中堅、年配の方が合格し難いという意味ではありません。
第一次試験は20歳代~60歳代まで全ての年代で合格率は同じです。
第二次試験は30歳代~60歳代まで合格率は同じです。
実務経験を豊富に持っていることは受験には圧倒的に有利です。
過去問題に拠って試験準備をすることになりますが、ご自身の業務経験を活かす答案を心掛けて下さい。
また部門、科目、専門とする事項の選択にはご自身の業務経験を活かせるかを重要な判断基準として下さい。

Q12.突破講座では、Q&Aが無制限にできると記載されています。本当に可能なのですか?

A12.はい、受講者のQ&Aは無制限に可能です。ご質問は所定の様式(注)に記載してメールにてお送り下さい。
ただし、一部お受けできないものがあります。
(お受けできるご質問)
 1)技術士制度、技術士試験、口頭試験について全般の質問
 2)当講座が提供する資料、評価書等に関する一切の質問
 3)その他、講座に関連する質問、悩みごとなど
(お受けできないご質問)
 1)他の受験講座、当講座関係者以外の者の著作物などの内容に関する事項
 2)専門分野に関する基本的な専門知識の解説
 (例えば、建設部門において『N値とは何ですか』といった質問。これらはご自身で調べて下さい。)
 3)評価書に沿って書き換えた骨組みシート、解答論文等の全文の再評価
 (これは、Q&Aでなく、新たな評価としてカウントいたします。)

Q13.今年(2013年度)の問題想定はできるのでしょうか。どのように想定するのでしょうか。

A13. 今年(2013年度)の問題は非常に高い確度で想定できます。それには次の情報を使います。
試験センターが公開した「平成25年度技術士試験の概要について」(2013-01-07)
http://www.engineer.or.jp/c_topics/002/attached/attach_2183_2.pdfが基本資料です。
これに加えて、1999年以降の技術士審議会、技術士分科会、試験センターが審議し、公開してきた資料に基づく試験実施の方針の経緯を踏まえれば、今年の試験問題を想定できます。また、試験問題だけでなく評価基準も想定可能となります。

Q14.専門知識(記述式)に関する試験の想定はどのようになりますか

A14.「試験の概要について」(Q13.)によれば次のように記載されています。
概念:「選択科目」で対象とする技術分野全般にわたる専門的な知識
内容:「選択科目」における重要キーワードや新技術等に対する専門的知識を問う

ゆえに、想定問題は次のようになるでしょう。
 当該「選択科目」に関する次の問題が出題される。
(1)重要キーワード
(2)新技術等
評価基準は次のようになると想定されます。
・正確さ
・技術士としてふさわしい深さ、広さ
・簡潔明瞭な説明

Q15.応用能力(記述式)に関する試験の想定はどのようになりますか

A15.「試験の概要について」(Q13.)によれば次のように記載されています。
概念:これまでに習得した専門的知識や経験等に基づいて,与えられた条件に合わせて正しく問題点を認識し,必要な分析を行ない,適切な業務プロセスや留意すべき内容を説明できる能力
内容:「選択科目」に関係する業務に関し,与えられた条件に合わせて,専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順が説明でき,業務上で留意すべき点や工夫を要する点等についての認識があるかを問う内容とする。

ゆえに、想定問題は次のようになるでしょう。
(1)与えられた条件に合わせて,専門的知識や実務経験に基づいて業務遂行手順を説明させる。
(2)そのとき、業務上で留意すべき点や工夫を要する点等を問う。
評価基準は次のようになると想定されます。
・業務内容の適切な理解
・技術士としてふさわしい知識や経験に裏打ちされている
・遂行課程における留意点の考慮
・簡潔明瞭な説明

Q16.課題解決能力(記述式)に関する試験の想定はどのようになりますか

A16.「試験の概要について」(Q13.)によれば次のように記載されています。
概念:社会的なニーズや技術の進歩に伴い,最近注目されている変化や新たに直面する可能性のある課題に対する認識を持っており,多様な視点から検討を行い,論理的かつ合理的に解決策を策定できる能力
内容:「選択科目」に係わる社会的な変化・技術に関係する最新の状況や「選択科目」に共通する普遍的な問題を対象とし,これに対する課題等の抽出を行わせ,多様な視点からの分析によって実現可能な解決策の提示が行えるか等を問う内容とする。

ゆえに、想定問題は次のようになるでしょう。
「選択科目」に係わる社会的な変化・技術に関係する最新の状況や「選択科目」に共通する普遍的な問題を採り上げて、
(1)これに対する課題等の抽出を行わせる
(2)実現可能な解決策を提示させる
評価基準は次のようになると想定されます。
・課題等の抽出
・解決策の内容
・課題の抽出から解決策の提案までの論理展開
・簡潔明瞭な説明